私が交通事故に遭って示談交渉をした時に体験したこと

私が交通事故に遭って示談交渉をした時に体験したこと

交通事故に遭った時の状況と具体的な被害内容について

私が交通事故に遭ったのは、昨年の冬のことです。まだ夕方の早い時間でしたが、日の短い季節ということで既に辺りは薄暗くなりつつありました。いつものように馴染みのスーパーまで歩いて買い物に出かけたのですが、その途中の四つ角の横断歩道で軽自動車にはねられてしまったのです。この道は、普段はあまり交通量は多い方ではありません。むしろ車が少ないので、安心して渡ることができる道として認識していました。しかし、後から知ったことですがこの日は近くの大きな道路が工事中だったようです。そのため、迂回路としてこの道を通る車が増えていました。私をはねたのは、普段この道をあまり使わない方だったようです。私も車の運転をするので、視界の悪くなる時間帯は運転席から歩行者の様子が見えにくくなることはわかります。そのため、青信号になったのをちゃんと確認してから更に念のために左右を見渡して横断するように気を付けました。しかし、正面から急に左折してきた軽自動車があり、あまりに突然のことでよけることができませんでした。本来であれば横断歩道で渡る人がいたら歩行者優先で車は停止しなければなりません。ところが、その車は全く停止する気配なしにそのまま私に突っ込んできました。びっくりした私は、後ろに下がることも前に進むこともできずに体が固まってしまいました。私の他に横断歩道を渡る人はいなかったため、一人で車の衝撃を受けてしまったような形です。事故に遭った直後は、頭の中は真っ白で時間がやけに遅く感じられ、目の前の状況がスローモーションで進んでいくようでした。このまま死んでしまったらどうしようと思いながら、次々と浮かんでくるのは家族や友達の顔ばかりです。この時、不幸中の幸いですぐに先方が急ブレーキをかけたため、衝撃はいくらか弱く大きく跳ね飛ばされることはありませんでした。しかし、車とぶつかるということは、たとえそれが緩やかなスピードであっても体への負担は大きいものです。ぶつかった瞬間に正座する形でアスファルトに激突してしまい、両膝に激痛が走りました。こうしてその場にうずくまったまま立てなくなった私は、誰かが呼んでくれた救急車で病院へ運ばれることになります。私自身ショックが大きくてその時の状況をよく覚えていないのですが、担架で運ばれる際に脚を全く動かすことができなくて膝を曲げたままだったのをうっすら記憶しています。救急病院に運ばれた私は、すぐに緊急手術を受けることになりました。頭は打っていなかったため脳波等に異常はなかったのですが、膝の部分に骨折が確認されました。特に左膝が深刻だったようです。右膝がヒビ程度だったのに対し、左膝は深刻な粉砕骨折でした。当日に応急処置のための手術が行われ、その後は麻酔のおかげで目を覚ますことなく眠り続けました。気がついたのは、翌日になってからです。目を覚ますと、家族がベッドサイドで私の様子を見守ってくれていました。痛み止めの薬が効いている間は膝の違和感を覚えることもないのですが、それが切れると地獄の痛みが待ち構えています。最初の一週間位は、痛くて痛くて夜もまともに眠れない程でした。結局、私は病院に担ぎ込まれた日から三ヶ月も入院することになります。しかも、その途中で粉砕骨折した膝の整形のために二度も手術を重ねました。入院生活の後半は、元通りに歩けるようになるためにリハビリをしなくてはなりません。何とか松葉杖で歩けるまでに回復してから退院の運びとなったのですが、それから約一ヶ月はリハビリのために通院が必要でした。事故に遭ったことでかかってしまった費用と時間は、想像以上に膨大なものです。退院後も事故に遭った場所付近を通るとショックで気分が悪くなるなど、心の傷も残りました。

相手と実際に示談交渉をした時の状況とその後の顛末について

事故に遭って入院した翌日に、車を運転していた先方の弁護士が病院に来られました。今後の示談交渉の件について話し合いをするためです。手術直後でまだ頭がぼんやりとしていたので込み入った話は家族が代わりに聞いてくれたのですが、先方は私が青信号が点滅して赤信号に変わる瞬間に横断歩道を渡り出したと証言しているということです。私は間違いなく青信号になったのを確認してから横断歩道を渡ったのを記憶していたので、その言い分に憤慨してしまいました。その旨を先方の弁護士に伝えると、目撃者がいないことを指摘されてしまったのです。確かにその時は私以外に横断歩道を渡る人はなく、通る車も先方のものだけでした。家族と話し合った結果、交通事故トラブルに詳しい弁護士さんに相談することにしました。本来であれば損害額の100%を損害賠償金としてもらえるはずの所、このままこちらに過失があるということを認めるといくらか減額されてしまいます。被害の大きさからしても気持ちの問題からしても、それだけは避けたいと思いました。警察の方でも目撃者情報を集めて私の言い分を証明してくれるという話だったので、後は全てお任せするだけです。弁護士さんの方も損害賠償金の件で先方と何度も話し合いを重ねてくれました。こちらの言い分を時系列ごとにまとめて先方に訴えるという形です。入院中はなかなか交渉が進まなかったのですが、事故の目撃者が現れたことで事態は一変します。有難いことに、私が渡る横断歩道側の信号が青だったことを警察で証言してくれる人が出てきたのです。先方もそれを認めたため、こちら側に過失が一切ないことがはっきりしました。加害者もそれで納得したため、先方が10に対し私が0の割合で損害賠償金が計算されることになり、全額が支払われることになりました。先方は自賠責保険の他に任意保険もかけていたため、その分の賠償金がまとめて計算されます。先方の保険会社の担当者も交えて損害賠償金について話し合いを重ねました。一口に損害賠償金と言っても、その中身は項目ごとに細かく分かれるようです。正確な額を算出するために、一通りの治療を終えなければなりませんでした。それまで治療費は自分持ちになるのですが、こちらでかけていた入院保険のおかげで何とか乗り切ることができました。今回支払われることになる損害賠償金についてですが、その具体的な内訳は治療にかかった費用として、診察費・手術費・入院費・リハビリ費・通院費・交通費が含まれます。また、入院中は付添の方を頼んだため付添介護費もつけてもらえることになりました。その他、休業損害として仕事を休んでいた間の収入分のお金や慰謝料も上乗せされます。私の場合はパート勤務で月に10万円程の収入だったので、働けなかった日数分で総額を計算して請求しました。慰謝料については、入通院慰謝料として治療にかかった日数分で計算されます。私は治療日数がかなり長くかかったため、その分この項目の損害金が高くなりました。実際に治療にはお金がたくさんかかったので、まとまった額の損害金をもらうのは当然だと思います。怪我した部分に後遺症が残るようであればその分の損害金も付くとの話でしたが、私の場合は回復具合が順調でリハビリが終われば通常通りに生活することができたため、その分は加算されませんでした。結果的に支払われた額は、トータルで500万円程です。この金額で十分に治療にかかった費用をまかなうことができましたし、お世話になった弁護士さんへの報酬も支払うことができました。弁護士報酬は決して安いものではありませんでしたが、結果を考えるとお願いして良かったと思っています。もし、弁護士さんにお願いしなかったら、もっと減額されていたかもしれません。事故後の先方の勝手な訴えに正直腹も立ちましたが、結果的にこちらに有利な形で終結したため満足しています。

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